便秘に悩む方におすすめの漢方!一度試してみませんか?

2018.04.26

便秘女性

女性に多い症状で悩む人の多い『便秘』。長く続くと憂鬱な気持ちになりやすくなってしまいますよね。

身近な人にも相談しにくい一面があり、市販薬で解消しようとすることも多いのではないでしょうか?

体のことを気遣う女性からの注目が高いのが漢方です。

動植物などの自然の素材(生薬)をベースとし、体調のバランスを整えることを意識する漢方薬は、年々人気を増しています。

今回は便秘の原因と、便秘におすすめの漢方薬についてご紹介します。

便秘の原因

便秘でツライ女性
便秘の原因は実にさまざま。まずは自身の体調や症状を見直し、何が自分の便秘を引き起こしているか考えてみましょう。

ストレスや生活習慣の乱れ

便秘の中で最も多い原因と考えられているのが、ストレス生活習慣の乱れです。

日頃から強いストレスを受ける環境にある人や、食生活の乱れ、運動不足、不規則な睡眠などを繰り返していると、体の調子をコントロールする自律神経がうまくはたらかなくなってしまいます。

腸のぜん動は自律神経によって調節されているため、排便がうまくいかなくなり、便秘の症状が現れるのです。

これらが原因の場合は、自分自身の生活をしっかり見直し、休養をとったり規則的な生活を目指していく必要があります。

自律神経の不調はめまい頭痛など、他の症状を引き起こすことも多いため、できるだけ早く改善するのが望ましいです。

女性の場合は月経にともなって自律神経が不調になることもあります。生理前になると便秘になる…という方も少なくありません。

水分不足

食事の水分量が少なかったり、日ごろからあまり水分をとらないと便秘になりやすくなります。

大腸を通過する便が固くなりすぎ、排便が困難になるためです。

冬場など気温が低い時期は水分の摂取が自然と減ってしまいます。そんな時期こそ、意識して水分を多めに摂るようにしましょう。

病気

たかが便秘と侮ってはいけません。ときに便秘は病気のサインともなりえるのです。

便の通る大腸に腫瘍ができていたり、大腸が狭くなってしまっていると便がスムーズに通過できず、便秘がちになります。

大腸がんや直腸がん、腸閉塞といった病気です。便秘に加え、血便、発熱、強い腹痛などの症状が現れるようであれば病院へ行って相談してみましょう。

近年よく名前を聞くようになったものに「過敏性腸症候群」があります。

これは腫瘍や炎症が起きていないにもかかわらず便秘、下痢、もしくはその両方を数か月にわたって引き起こす病気です。

その発生メカニズムは明確になっていません。日本人の10~15%ほどに見られるといいます。

薬の副作用

一部の薬では副作用便秘の症状が現れることがあります。

抗うつ剤や向精神病薬、鎮痛薬に含まれる抗コリン薬などには筋肉をリラックスさせるはたらきがありますが、この効果はそれと同時に消化管の緊張を低下させるため、腸の動きが悪くなってしまうのです。

また、麻酔作用のあるモルヒネなどの鎮痛剤や、一部の鎮咳薬(咳止め)は腸のぜん動運動を抑制してしまうことがあり、やはり便秘を引き起こします。

普段から薬の服用をしている人で便秘に悩んでいる方は、一度薬を処方している医師や薬剤師に相談してみましょう。

便秘におすすめの漢方薬

漢方

大黄甘草湯

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)は便秘の症状に使われる代表的な漢方薬の一つです。

大腸のはたらきを整える働きがあります。便秘と、便秘によってもたらされるニキビ、のぼせ、湿疹、腹部の膨満感、食欲不振などの症状を改善します。

瀉下作用(排便を促す作用)のあるダイオウ(大黄)と、鎮痛や鎮痙などの作用を持つカンゾウ(甘草)が配合されています。

シンプルな配合ですが、便秘といえばこの漢方薬の名前が出てくることが多いです。

桂枝加芍薬大黄湯

桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)も便秘に効果のある漢方薬です。

体力が中等度かそれ以下の人向けで、下痢や便秘を繰り返すような症状や、腹部が常に張っている感じを覚える方におすすめです。

過敏性腸症候群にお悩みの方にはおなじみの漢方ではないでしょうか?

上記のダイオウ(大黄)やカンゾウ(甘草)に加え、シャクヤク(芍薬)やケイヒ(桂皮)、タイソウ(大棗)などの生薬が配合されています。

麻子仁丸

麻子仁丸(まにしんがん)は便が固くなってしまっている人、コロコロとした便が出る人におすすめの漢方です。

便を柔らかくする効果があると同時に、大腸の運動を促し、便秘を解消してくれます。

薬の名前にもなっているマニシン(麻子仁)はアサの実のこと。新陳代謝を向上させ、便秘や排尿痛、大腸の炎症などに効果があるといわれています。

ほかにも、ダイオウ(大黄)、シャクヤク(芍薬)、キョウニン(杏仁)などが配合されています。

乙字湯

乙字湯(おつじとう)も、硬い便に悩む人にぴったりの漢方です。

硬い便を排泄するときにできてしまう痔に対して使われることもあります。

漢方では「痔」=「肛門付近の血の巡りが悪くなっているために起こる症状」と考えます。

血の巡りをよくする生薬とともに、硬い便を柔らかくする成分が配合された痔と便秘にぴったりの漢方薬になっています。

ダイオウ(大黄)、カンゾウ(甘草)、トウキ(当帰)、サイコ(柴胡)、ショウマ(升麻)、オウゴン(黄芩)が配合されています。

当帰芍薬散

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は女性の悩みを幅広く解決してくれる漢方です。

漢方においては、生理不順や月経痛、手足の冷えなどの症状も、痔と同じように「血の巡り」が悪くなることで引き起こされると考えます。

ダイエットなどで食事制限をしていることが原因で、血行不良になる女性も少なくありません。

当帰芍薬散にはそんなときの血の巡りを改善するという効果があります。血行が良くなれば腸が健康になり、便秘の解消へとつなげることができますよ。

トウキ(当帰)、シャクヤク(芍薬)、タクシャ(沢瀉)などの生薬が配合されています。

まとめ

便秘改善
いかがでしたでしょうか?

本記事に挙げたもの以外にも、便秘に効果のある漢方薬は存在します。漢方の注目度は年々まし、ドラッグストアにも多くの種類が並ぶようになりました。

興味がある方は漢方医や薬剤師さんに話を聞いてみるのもよいでしょう。

自然の力で便秘を解消し、すっきりとした毎日を取り戻したいですね!