湿疹に効く市販の薬とは?症状別に改善するおすすめ商品を紹介

2018.10.15

搔きむしる

なかなか治らない湿疹(しっしん)に悩まされている人は多く、特に暑い時期になると汗が肌に刺激となって症状が悪化します。

入浴中や就寝中に体が温まることで湿疹がかゆくなってつい掻きむしってしまうという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そんな辛い湿疹を治すための市販薬が多く販売されていたり、病院へ行けばたくさんの種類の薬があります。

そこで今回の記事では湿疹に効く市販薬についてご紹介します。

湿疹用市販薬の効果とは?

ドラッグストアや薬局へ行けばたくさんの市販薬が並んでいて、湿疹用でも膨大な数の種類があります。

どれも同じというわけではなく、湿疹のタイプや効き目の強さなどによって分類されています。

市販の薬は成分が限られていますが、医師が処方する医薬品と同じ成分が含まれているものもあります。

直接店舗に行かなくても通販で購入が可能なので、とても便利です。

正しく使えば湿疹を効率良く治すことが可能ですが、間違った使い方をすると症状が長引いたり、悪化をする危険性や薬による副作用が出ることもあります。

市販で購入できる薬の種類や特徴をしっかりと把握した上で商品を選ぶことをおすすめします。

湿疹に効く薬は塗り薬

塗り薬

湿疹に効く市販薬・医薬品の殆ど全ては塗り薬となっています。

湿疹を治すためにサプリメントを飲んでいる方がいますが、サプリメントは健康補助食品という分類で医薬品として認定されていません。

あくまでもあなたの健康をサポートするためだけの食品であり、薬効はないのです。

一般的に使われている塗り薬や軟膏、クリーム・ローションタイプのものの殆どはステロイド剤やステロイド塗り薬と呼ばれています。

まずはステロイドがどのような成分なのか詳しく見ていきましょう。

ステロイドってなに?

ステロイドとはステロイド環という科学構造を持っている物質の総称です。

私たちの体内で作られているホルモンの一つで、両方の腎臓の上端にある副腎と呼ばれる場所で作られています。

このホルモンは抗炎症作用や骨代謝、糖やたんぱく質の代謝などに関係していて、体に対して良い働きをしてくれる欠かせないホルモンなのです。

そのホルモンを病気の治療のために人工的に開発したのが「ステロイド薬」で、湿疹に効果があるのがステロイド塗り薬なのです。

現在では様々な用途に用いられていて、注射薬や吸引薬、飲み薬なども開発されている万能な成分なのです。

ステロイドの副作用

ステロイドはガサガサの乾燥肌やアトピー性の湿疹、一般的な湿疹を鎮静化する有効性と安全性が科学的に立証されています。

しかし薬なので当然副作用があり、これは市販薬でも同じことです。

ステロイドにはアレルギーを抑える代わりに皮膚細胞の増生も抑えてしまう働きがあります。

自分の肌や症状に合った強さ・使用量・使用目的の範囲内で使用をしていれば問題はありませんが、必要以上に強い薬を長期間に渡って使用していると皮膚細胞の増殖が抑制されて皮膚が薄くなります。

皮膚が薄くなると毛細血管が浮き出て見えるようになるだけでなく、ダメージにも弱くなるのですぐに湿疹が起こってまたステロイドを使用するという悪循環に陥ります。

安全なステロイドの使用量は明確に定められておらず、個人差があるというのがステロイドの危険な所です。

市販薬・医薬品のステロイド剤を使用する際は必ず用法・用量をしっかりと守ってください。

ステロイドは依存性がある?

よくステロイドには依存性があって、一度使うと止められなくなってしまうのではないかと心配される声があります。

結論から言えばステロイド自体には依存性は無く、使用者が依存しているだけです。

湿疹やかぶれといった皮膚炎が起こっている場合はステロイドを塗れば症状自体は緩和し、1週間から2週間もすれば治ります。

しかし体質を改善したわけではないのでまた湿疹やかぶれが再発してしまいます。

そこで前回も使って治ったステロイドを使用してまた治療をしていくわけですが、このサイクルを繰り返していくとどんどんステロイドの使用期間が短くなってしまうのです。

あくまでもステロイドは炎症を鎮めるためのものであると考えましょう。

ステロイド薬選びのポイント

クリーム薬

湿疹・かぶれなど皮膚トラブルに使われるステロイドですが、市販されているので誰でも簡単に入手が出来る反面副作用の心配もある薬剤となっています。

ステロイドは効き目と臨床での効果によって明確なランク分けがされていて、現在は5段階に分類されています。

市販薬は下から3つ目までの強さまでしか販売が許されておらず、一般用鎮痒消炎薬製造販売承認基準でしっかりと定められています。

病院で処方される薬はもちろん全ての強さを取り扱っていますが、湿疹・かぶれ程度であれば市販薬と変わらないランクのものが処方されます。

市販されているステロイド剤を選ぶ際のポイントを詳しくご説明します。

含まれている成分を見る

市販薬には様々なタイプがあり、ただ単純にステロイドだけが配合されているものはあまりありません。

皮膚の炎症を抑えたいときにはステロイド剤が有効ですが、それにともなって痒みがある場合はかゆみ止めも行ってくれるもの、膿んでいて化膿が進んでいる場合は化膿止め(抗生物質)が含まれているものが望ましいです。

製薬会社のホームページを見るとそういった説明が載っていますが、パッケージを見ただけでは分からないという方は薬剤師さんに聞いてみましょう。

患部の場所によって強さを決める

ステロイドの副作用に皮膚細胞の増殖を抑制する効果があります。

当然効き目が強いほど副作用が強く現れてしまうので、肌の薄い部分や肌が弱い赤ちゃんなどに使用する場合は炎症がひどくてもステロイドの効き目が弱いものを推奨しています。

各部位に適した商品を使う事が大切ですが、市販薬を使うのが心配なようでしたら皮膚科を受診して医師による診察を受けてください。

自分の肌で弱い所があるのであれば、あまり強すぎる市販薬はおすすめしていません。

市販薬選びの際はどういう場所に炎症が発生しているのか、強さはどれくらいなのかをしっかりと調べてから買う・試すようにしてください。

自信のない方

薬選びに自信のない方は薬剤師さんに相談してください。

薬剤師さんは薬を選ぶサービスも行っていますので、患部にブツブツがあるのか、かゆみはあるのかなどその人の状態を確認して最適な薬を選んでくれます。

パッケージに記載されている情報についてもわかりやすく説明もしてくれるので、自分で選ぶのが不安という方は薬剤師さんに頼る方法がおすすめです。

但し本当に治したい、すぐにでも解決したい場合は皮膚科を受診するのが一番だと頭に入れておきましょう。

湿疹に効くおすすめ市販薬5選

市販されているステロイドには様々な種類があって、販売している製薬会社によっても効き目が違います。

それぞれの特徴があると言えるので、初めて選ぶ人はどれも同じに見えてしまうのが少し難点です。

薬ごとの特徴と効き目をしっかりと把握してから選ぶのをおすすめします。

次は実際に市販されているステロイド剤の中でもおすすめなものをご紹介していきます。

メンソレータム メディクイックHゴールド (スポンジヘッド)

メディクイック
出典 : http://www.matsukiyo.co.jp/store/online/p/4987241148400

商品名 メンソレータム メディクイックHゴールド (スポンジヘッド)
ブランド名 メンソレータム
メーカー ロート製薬
値段 1,330 円
内容量 50ml
主成分 アンテドラッグステロイド、グリチルレチン酸、クロタミトン、アラントイン等
公式サイト https://jp.rohto.com/mediquick-h/promotion/p_gold/

ロート製薬が販売している抗炎症成分が最大量配合されている透明リキッドタイプの塗り薬です。

スポンジヘッドを採用していて、べたべたが気になるクリームタイプはあまり使いたくないという人におすすめです。

主に頭皮のかゆみや湿疹に効果があって、シャンプーのし過ぎで乾燥している方や皮脂の過剰分泌によってかゆみがある方はこちらの商品を使ってみてください。

頭皮を清潔に保ちながらカサカサ頭皮のかゆみが気になる箇所にこまめに塗布していきます。

ステロイドの代わりにアンテドラッグと呼ばれる体に優しい成分が配合されていますので、ステロイドが気になるという方でも安心してお使いいただけます。

こちらの商品は頭皮湿疹のために作られたアイテムなので、腕や顔などには適していませんのでご注意ください。

ですが、髪の毛で覆われている頭部・生え際に湿疹が見られる場合はこちらの商品が一番のおすすめとなっています。

ベトネベートN軟膏AS

ベトネベート
出典 : https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/betnevate_n/

商品名 ベトネベートN軟膏AS
メーカー 第一三共ヘルスケア
ブランド名 ベトネベート
値段 1,358 円
内容量 10g
主成分 ベタメタゾン吉草酸エステル、フラジオマイシン硫酸塩、流動パラフィン、ワセリン
公式サイト https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/betnevate_n/

化膿を伴う湿疹や皮膚炎・あせも・かぶれ・虫さされ・じんましんといった疾患におすすめなのがこちらのベトネベートN軟膏ASです。

患部を保護する油性基剤なので膿んでいる患部に適した処方となっています。

さらに抗菌作用のある抗生物質「フラジオマイシン硫酸塩」と湿疹や皮膚炎などを鎮める「ベタメタゾン吉草酸エステル」のダブル配合によって皮膚の炎症に優れた効き目を発揮してくれます。

細菌感染によって掻きむしった傷口が膿んでいる、赤みがあるという方向けのお薬です。

顔への塗布はあまり推奨されておらず、顔面へ塗布をお考えの方は別の商品を探した方が良いかと思います。

しかし少量であれば塗布が可能となっていますので、少ない範囲での塗布であれば問題はありません。

また、水疱瘡(みずぼうそう)や水虫などには適していないのでご注意ください。

化膿するよりも早めに塗ることが大切ですが、化膿がヒドイ場合は病院へ行って医師に相談してください。

オイラックスPZリペア軟膏

オイラックス
出典 : https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/eurax_pz_repair_oint/

商品名 オイラックスPZリペア軟膏
メーカー 第一三共ヘルスケア
ブランド名 オイラックス
値段 1,155 円
内容量 10g
主成分 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、グリチルレチン酸、クロタミトンなど
公式サイト https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/eurax_pz_repair_oint/

かゆみを伴う湿疹・かぶれに効く薬をお探しならこちらの商品がおすすめです。

アンテドラッグを使用し、患部で良く効きながらも体内に吸収されると低活性になります。

また、鎮痒成分であるクロタミトンを配合していますので、炎症と共にかゆみも抑えてくれます。

さらにアラントインが皮膚細胞組織の修復を助けてくれるので、早い回復が期待できます。

皮膚を保護してくれる働きのある油性の基剤を使用していますのでカサカサの乾燥肌タイプの方でも安心して利用が出来ますよ。

長期運用の目安は約2週間となっていますが、途中で症状が良くなった場合は使用を中止してください。

2週間たっても症状が改善しない場合は皮膚科を受診して医師の判断にお任せしましょう。

メンソレータム ADクリームm

メンソレータム
出典 : https://jp.rohto.com/ad/ad-cream/

商品名 メンソレータム ADクリームm
メーカー ロート製薬
ブランド名 メンソレータム
値段 780円(税抜)
内容量 50g
主成分 クロタミトン、リドカイン トコフェロール酢酸エステル、ジフェンヒドラミン など
公式サイト https://jp.rohto.com/ad/ad-cream/

こちらもかゆみを伴う湿疹の症状にお悩みの方におすすめな軟膏クリームタイプの商品です。

体が温まったり、汗をかくとかゆくなるのであれば素早い鎮痒作用のあるメンソレータム ADクリームmを試してみてください。

クロタミトン・リドカイン・ジフェンヒドラミンの3つのかゆみ止め成分を配合し、我慢できないかゆみもサッと鎮めてくれます。

保湿基剤も配合されていますので、かさつく肌も滑らかな触り心地に。

非ステロイドのクリームとなっているので敏感肌でステロイドを使うのが心配な方でも安心です。

たっぷり50g入っていて780円(税抜)はかなりお買い得ですし、値段・内容量変わらずの持ち運びに便利なチューブタイプもありますのでぜひお試しください。

マツキヨ リドベートGXゲル

マツキヨ
出典 : http://www.matsukiyo.co.jp/store/online/p/4962307091128

商品名 マツキヨ リドベートGXゲル
メーカー 協和薬品工業
ブランド名 マツキヨ
値段 1,080円
内容量 20g
主成分 アンテドラッグステロイド、ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロタミトン、グリチルリチン酸二カリウムなど
公式サイト http://www.matsukiyo.co.jp/store/online/p/4962307091128

大手ドラッグストアのマツモトキヨシのブランドで、共和薬品工業が製造しているお薬です。

公式サイトで関連商品も売ら得ていて、価格もリーズナブルなのが魅力的です。

11種の有効成分を配合し、虫さされによるしつこいかゆみや湿疹、かぶれに効果を発揮します。

アレルギー性の皮膚炎には効果が薄いのですが、夏場にレジャーへ行ってクラゲや藪蚊などに刺された際におすすめです。

ゲル状に仕上げているため、患部にしっかりと留まり有効成分がちゃんと患部に浸透します。

旅行へ行く際や夏のレジャーシーズンには買っておいた方が良い商品かもしれません。

普段の生活で起こるかぶれ・かゆみ・湿疹には効果が薄いのでご注意ください。

湿疹が起こる原因と予防策

肌のかゆみ

湿疹を市販薬で治してもまだ安心は出来ません。

湿疹がなぜ起こったのか原因を突き止めて、予防をしなければまた湿疹が起こって市販薬を使わなければいけなくなってしまいます。

しかしなぜ湿疹が起こったのか多くの方は原因が分からずに同じことを繰り返してしまうのです。

正常な肌は外部からの刺激やウイルス・細菌などから身体を守るバリア機能として働きます。

皮膚は一枚の皮に見えますが、表皮・真皮・皮下組織の3層から出来ていて、それぞれにしっかりと役割があります。

肌がかゆい場合や湿疹が出るといった肌トラブルはバリアが傷付くことで起こり、そこにはなんらかの原因が潜んでいます。

次は湿疹の原因と予防策について簡単にご説明します。

物理的刺激

一番多いのが物理的刺激によるものです。

日差しがきつくて暑い夏に紫外線対策を忘れてしまうと日焼けをして肌が真っ赤になりますよね。

紫外線によるダメージはお肌の大敵ですが、温熱や寒冷、乾燥といった影響も物理的刺激になります。

急激な温度変化に体がついていけず、ダメージとなって現れるのです。

お風呂に入って身体が温まることで湿疹が出てくる人は温度を控えたり、汗をかくことでかゆみが出てくるようであれば大きめのタオルで汗を拭いてあげましょう。

乾燥肌タイプの方は保湿クリームで保湿をしたり、保湿力の高い化粧品を使って見てください。

科学的刺激

自分の肌に触れるものに化学物質が使われていると炎症を起こしやすいです。

特に衣類を洗う際に使う洗剤が原因であることが多く、普段から衣服が触れている箇所にかぶれや湿疹が出来ている方は洗剤を変えてみてください。

他にも化粧品も肌に合わなければ炎症を引き起こす原因になります。

肌に優しい化粧品を選ぶか、極力化粧はしない、長時間の化粧はしないなど工夫する必要があります。

安いから使っている化学製品の多くは身体に良い成分は含まれておらず、安いなりの理由が必ず潜んでいます。

心当たりのある方は今すぐ使用を中止した方が良いでしょう。

アレルゲン

一番身近なアレルギー症状と言えば花粉症や食物アレルギーですよね。

湿疹も肌で起こるアレルギー反応のひとつで、酷くなると炎症を引き起こします。

金属アレルギーの人が金属に触れた箇所が赤くなってかゆみを伴う症状が現れるのは有名ですが、ハウスダストや花粉、虫・動植物も肌トラブルを引き起こすアレルゲンです。

このようにアレルゲンは幅広くありますので原因が特定できない方はこういったさまざまなアレルゲンの可能性を疑った方が良いでしょう。

アレルギーは昔は大丈夫だった物も時間が経過すると反応するものもあって、自分でアレルゲンを探すのはとても大変です。

病院へ行けば自分がどのようなアレルギーを持っているのか検査が出来ますので、苦しんでいる方は一度ちゃんとした検査を受けてみてください。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、湿疹に効く市販薬について紹介してました。

かゆみやかぶれ、湿疹といった肌トラブルはアトピーの治療にも使われているステロイドが一般的です。

市販薬の中にはかゆみ止め成分が含まれているものや乾燥肌タイプでもしっかりと塗布できるものなど様々な種類の薬があります。

ステロイドの飲み薬は市販されていませんので、塗布をしたくはない・効かないから飲み薬が欲しいという場合は病院へ行きましょう。