熱が出る原因とは?!心因性など様々なものを解説!

2018.02.03

熱が出たから風邪とは限らない!発熱の様々な原因

私たちは体の調子がおかしいと感じたときにまず熱を測ります。

お医者さんに行っても、診察の初めには体温測定をすることが多いですね。

熱がでたら「風邪かな?」とすぐに思ってしまいがちですが、発熱の原因は実にさまざま。

風邪やインフルエンザだけでなく、ガンや臓器の炎症でも熱が出るってご存知でしたか?

体温は、体の調子を客観的にみることができるバロメーターです。

何が発熱のきっかけとなるかを知っておけば、熱が出た時に適切な対処することが可能になりますよ。

心因性による発熱と平均体温

体温を測る女性

「微熱」や「高熱」ってどれくらい?

発熱の程度を表現するときによく「微熱」や「高熱」といった言葉を使い分けますが、これらはどのように区別されているのでしょうか?

一般的に大人の平均体温は35度から37度未満ですが、37度以上38度未満を微熱、38度以上を高熱の目安とすることが多いです。

心因性からくる発熱も考えられるのでしょうか?

我が国の「感染症法」という法律では、わきの下で測る体温が37.5度を超えると発熱、38.5度以上を高熱と定義しています。

ちなみに、人間の脳は体温が41度を超えるとダメージを受けはじめ、43度以上では数時間しか耐えられないといわれています。

普段から体温を測りチェックする習慣を!

上記の基準はあくまで目安となる数字です。熱があるといってもその感じ方は人それぞれ。

37度台でもつらいと感じるときがあったり、逆に高熱でも平気そうな顔をしている方もいらっしゃいますよね。

体温には日内変化があるだけでなく、もともと平熱が高めの人もいます。

元気な時の自分の平熱を知っておき、それを基準として考えるのがベストです。

異常を感じた時にだけ体温を測るのではなく、普段から平熱を測る習慣をつけておきましょう。自分の体の変化をより正確にとらえることができます。

感染症による発熱とは

ウィルス

発熱の原因で一番多いのは感染症

発熱の原因として最も可能性が高いのが感染症です。体内に細菌やウイルスが侵入、感染すると体は温度を上げて侵入者を撃退しようとします。

細菌やウイルスは高温下で増殖が抑えられ、また体内の防御反応を担う白血球は高温下の方が活発に働くためです。

発熱は体が菌と戦っている証拠。少々の発熱で解熱剤などを使用するのは体の防御反応を抑え込んでしまうため、あまりよくないと言われています。

発熱がある感染症のいろいろ

発熱を伴う感染症には心因性や感染症など様々なものがあります。いわゆる風邪では高温になりにくいですが、インフルエンザや溶連菌などに感染すると体温が急激に上がり、38度以上の高熱が数日間続きます。

また、胆のうや腎臓、膀胱などに細菌感染が起きると、ひどいときには敗血症に進行し、高熱が続き、非常に重篤な状態になることもあります。

微熱が長く続く場合は心因性や感染症だけでなく肺結核などの可能性もあるので注意しましょう。

溶連菌感染症についてはこちらのページでも取り上げています。
参考にどうぞ。

感染症以外の発熱とは

レントゲン写真

腫瘍性

身体に悪性腫瘍(がん)が存在する場合に発熱が生じることがあります。

腫瘍熱と呼ばれるこの発熱はがん患者の7割ほどにみられ、転移が多いほど発熱しやすいという報告もあります。

なぜ悪性腫瘍があると発熱するのかというメカニズムは、完全には解明されていません。

原因不明の発熱で病院を受診したのをきっかけにがん見つかる、ということもあります。

膠原病(こうげんびょう)

私たちには、体の中に入り込んできた細菌やウイルスなどを異物と認識して、攻撃する働きが備わっています。

これを一般的には免疫と呼びますが、膠原病(こうげんびょう)とは、免疫に異常が生じることで、自分自身の細胞や組織を異物と認識して攻撃してしまう病気のことです。

自己免疫疾患とも言われ、攻撃された細胞や組織に炎症が起き、臓器機能に障害や問題が出る疾患の総称です。

代表的なものは、関節リウマチや、女性に多い全身エリテマトーデスなどが挙げられます。

ストレス

ストレスに長くさらされたり、急激に強いプレッシャーを感じた時に起こる、ストレス性の発熱も存在します。

微熱が長い期間続くタイプと、高熱が突然でるタイプの2種類があり、これらはまとめて心因性発熱と呼ばれています。

几帳面な神経の性格だったり、周囲にとても細やかな気づかいをして生活するような人は、心因性発熱を起こしやすい性格だといわれています。

精神的な重圧や義務感を強く感じることで、交感神経が活発になり体温が上昇してしまうのです。炎症や感染症とは違うので、解熱剤は効きません。

また、食欲不振や倦怠感など、発熱時に引き起こされる一般的な症状がなく、血液検査の診断などでも異常が見られないため、周囲からは仮病と思われてしまうことがあります。

薬の副作用

なんらかの投薬治療をしている間の発熱は、その薬の副作用である可能性も考えられます。

とくに抗がん剤の服用後は体の免疫力が低下しており、発熱がよくおこります。

子どもの発熱の原因

子供と医者

子どもは発熱しやすい

大人は健康である限りそれほど頻繁に発熱しませんが、免疫系が体の中で整っていない乳幼児は大人より発熱しやすいです。とくに生後半年から3歳くらいまではよく熱を出します。

子どもは平熱が大人より高めなので、あっという間に40度近くまで体温が上がることもしばしば。

原因は風邪のような軽い感染症である場合が多いですが、高熱が長く続くようなときは溶連菌感染症やおたふくかぜなどの重い感染症にかかっている可能性もあります。

熱だけでなく食欲不振が続いたり、嘔吐、けいれん、下痢などの症状が並行して現れた場合には病院へ連れていきましょう。

心因性熱で発熱?!様々な原因まとめ

体温計

いかがでしたでしょうか?

風邪以外にもさまざまな病気が原因で発熱することを知っていただけたかと思います。

体のSOSサインを見逃さないよう、普段から自分の体温には気を配っておきたいですね。