頭皮のかゆみの原因は一つじゃない!痒みが起こす危険信号とは?

2018.07.17

頭がかゆい

私たちの体は何らかの異常を感じると痛みや腫れ、かゆみなどの症状が現れて異常を訴えます。

頭皮のかゆみも頭皮で異常が起こっている証拠で、放置しておくと抜け毛が増えたりくさい臭いが発生するなど様々な被害をもたらします。

では頭皮のかゆみはどのような原因で引き起こされるのでしょう?

今回の記事では、頭皮のかゆみの原因について紹介します。

頭皮のかゆみの放置はNG!

頭のかゆみ
頭がかゆくてつい掻いてしまうという方も多いのではないでしょうか。

頭皮は毛が密集している場所なので蒸れやすく、雑菌も繁殖しやすい場所なのでかゆくなることは多いですが、頻繁にかゆみを感じている方はもしかしたら病気の可能性があります。

かゆみがあるのはいつものことなどと放置していると自分では気付かないうちにひどい臭いを放っていたり、抜け毛が増えてしまってハゲが進行します。

もちろん対策をする必要がありますが、原因を知らなければ対策を練ることはできませんよね。

頭皮に痒みを感じる原因は様々な種類がありますので、頭皮にかゆみを引き起こす原因について詳しく見ていきましょう。

頭皮の痒みは病気が原因

頭皮診断
まず挙げられるのは病気によるものです。

あまりイメージが湧かないかと思いますが、頭皮も地肌なので炎症を起こしやすいのです。

皮膚炎の中で有名なものでアトピー性皮膚炎がありますが、もちろん頭皮でも発症します。

赤みのある湿疹ができたり、頭皮を掻くとパラパラとしたフケが出てくるなどの症状が現れます。

しかし頭皮で起こる皮膚炎はアトピー性以外もありますので、アトピー肌じゃないからと安心は出来ません。

脂漏性皮膚炎

頭皮のかゆみで一番悩んでいる人が多い原因はこの脂漏性皮膚炎で素。

私たちの頭皮は外部からのダメージを防いだり、頭皮を保湿する効果のある皮脂を分泌しています。

皮脂は無くてはならないものですが、ストレスや睡眠不足、乱れた食生活等の生活習慣の乱れから過剰分泌に繋がります。

皮脂が過剰に分泌されると皮脂をエサとする常在菌やマラセチア菌・真菌などのカビ菌が異常繁殖します。

これらの菌が異常繁殖することで頭皮はダメージを受けて赤い湿疹ができたり、くさい臭いを放つことになるのです。

また、皮脂が過剰分泌されますので髪の毛・頭皮全体がベトベトとしていて不潔に見えてしまいます。

さらにオイリー肌になると顔にニキビも出来やすくなるといった関連症状も現れます。

頭皮にかゆみを感じて頭皮を掻いたらオイリーな皮脂が爪の間に入っていたり、油分が指に付いているという人は脂漏性皮膚炎の可能性が高いです。

皮脂欠乏性湿疹

脂漏性皮膚炎とは逆に皮脂が分泌されなくなってしまった状態です。

皮脂が少なくなると地肌が乾燥してしまい、頭皮が薄くなったりひび割れを起こしやすくなるなど外部からの刺激を受けやすくなります。

皮脂は頭皮を守るバリア機能を果たしているので機能が低下することでかゆみやかぶれ、抜け毛など異常が出るのです。

乾燥が酷くなる冬に症状が現れる人が多く、乾燥している肌を保湿してあげなければ症状は悪化する一方になります。

髪の毛を掻くとパラパラと細かいフケが落ちてくるという方は皮脂が足りていない証拠です。

少しの刺激や擦れ等でかゆみが出やすく、頭を掻くことで頭皮がさらに傷ついて湿疹が悪化する悪循環に陥ります。

頭皮を掻いたらフケが落ちてくる、髪の毛や肩に細かいフケが付いているという方は皮脂欠乏性湿疹の可能性が高いです。

アタマジラミ

最近は全く聞かなくなりましたが、アタマジラミに感染している可能性もあります。

アタマジラミは人から人へ感染するもので、主に子供が保育園・幼稚園などでもらって来ることが多いです。

アタマジラミは吸血をして栄養を摂る寄生虫で、血を吸っているときは吸われている部分の頭皮にかゆみが生じます。

もしお子様が頭皮にかゆみを感じているようであればアタマジラミの可能性も考えておきましょう。

アタマジラミは感染者が使用したクシやブラシ・バスタオルなどに接触すると感染しますのでブラッシングをする際は別のブラシを使う、肌に触れるものは共有しないなど徹底しましょう。

もしアタマジラミが発見されたら自宅で使っている衣類やシーツなどは60度以上のお湯で5分以上洗っておけばアタマジラミは全て死滅します。

また、アタマジラミはしっかりと駆除方法が確立されていますので、簡単に解消するためにもお近くの皮膚科に相談してみてください。

水虫

一般的に水虫と呼ばれる皮膚糸状菌(白癬菌)というカビは主に足に症状が現れます。

水虫に感染した足を掻いた手で頭皮を触ることで頭皮に水虫が移り、頭皮でかゆみを引き起こします。

水虫に感染した人は無意識のうちに触ってしまうため、自分で防ぐことが出来ないので水虫に感染した場合はすぐに治療を行いましょう。

また、今現在水虫に感染していて頭皮にかゆみがあるという方は水虫菌が頭皮に移っている可能性があります。

足の水虫は市販薬が販売されていて、十分対処が可能ですが頭皮に使用するのは少し危険ですので治療を行う際は必ず皮膚科の医師に相談しましょう。

病院では水虫菌を駆除する肌に優しいお薬を適切に処方してくれますので敏感肌だから心配という方もご安心ください。

普段の生活が原因

サラリーマン
病気が原因で頭皮にかゆみが発生することが多いのですが、普段の生活の中にも頭皮のかゆみとなる原因が潜んでいます。

普段から頭皮環境を気にして生活している人はごく僅かで、頭皮に異常が出てから初めて意識する人が多いのではないでしょうか。

どのような行為が頭皮を傷つけやすいのかご紹介しますので該当するものがないか見てみましょう。

紫外線によるもの

普段の生活で頭皮に当たる紫外線を意識していますか?

夏になると多くの女性は肌に日焼け止めクリームを塗ったり、紫外線を浴びた後はスキンケアを欠かしませんよね。

しかし紫外線を浴びた後に頭皮のケアは行っているという人は殆どいません。

頭皮も地肌と同じようにダメージを受けて、その影響は毛根にまで現れます。

夏に浴びた紫外線によって秋になると抜け毛の量は3倍にもなると言われていて、紫外線は侮ってはいけません。

紫外線を浴びて頭皮が日焼けをすると軽い火傷に近い状態になりますので、ちょっとしたダメージでもかゆみが起こりやすくなります。

外出する際は帽子を被ったり日傘を使用するなど頭皮に紫外線が当たらない工夫をしましょう。

頭皮の掻きすぎ

ちょっとしたことで頭皮を掻いていると頭皮に細かい傷がついてしまってそこがさらにかゆくなってしまいます。

汗をかいたりするとどうしても頭皮を掻いてしまいがちですが、かゆみを我慢することも大切です。

頭皮は皮膚の中でも皮膚が薄くて弱い部分なので爪を立てて擦るとすぐに傷がついてしまいますので頭皮を掻きすぎるとより悪い状況になります。

次第にひどくなると痛みを伴うかゆみに発展していき、治すまで時間を要することになります。

細かい傷で雑菌が増殖して悪臭の原因にもなりますので、頭皮を掻くのは控えてください。

スタイリング剤によるもの

身だしなみの一つとしてヘアスタイルをしっかりとすることは大切ですよね。

ジェルやワックス、ヘアスプレーなどのスタイリング剤を使用している方も多いかと思いますが、スタイリング剤もかゆみを引き起こす原因です。

自分の肌に合わないスタイリング剤を使用するとアレルギー性の反応によってかぶれてしまうのはもちろんですが、洗髪の際に洗い残しの原因にもなります。

スタイリング剤をたくさん使用することで毛穴付近まで浸透してしまい、普通のシャンプーでは落とし切れずに汚れとなって毛穴に蓄積した結果かゆみが起きるのです。

普段からスタイリング剤を使用している方はなるべく毛先だけに付けたり、量を控えるようにしましょう。

また、洗髪の際に耳の裏側や後頭部・頭頂部など洗いにくい場所もしっかりと洗うようにしてください。

そのままにしておくとかぶれ・かゆみが慢性化してしまって大きな病気に発展することもあります。

食生活によるもの

髪の毛や頭皮は身体の一部なので食べ物から摂取した栄養素で作られています。

偏った栄養を摂取していると健康を害するだけでなく、頭皮環境も悪化してしまって頭皮にかゆみが起こりやすくなります。

特に塩分の多い食事や脂っこい食事を続けていると皮脂が分泌されやすくなってしまい、脂漏性皮膚炎になる可能性が高くなります。

さらに新陳代謝がうまく行われなくなることで老廃物がどんどん頭皮・毛穴に溜まってしまいます。

かゆみを治して頭皮環境を良くしていくだけでなく、抜け毛を防いで髪の毛を生成させるためにもミネラル・ビタミンが豊富に含まれている野菜と髪の毛の主成分であるたんぱく質をバランスよく摂取するようにしましょう。

普段の食生活を見直して行くのも大切ですが、どうしても必要な栄養素を摂取出来ない場合はサプリメントを購入して補うのも一つの手です。

頭皮のかゆみを抑えるには洗髪から

シャンプー
毎日お風呂に入って髪の毛を洗うことは頭皮環境を正常に保つためには必要不可欠ですが、間違った洗髪をしていると頭皮を逆に痛める結果になることもあります。

洗髪の際は様々なポイントがあり、シャンプーの選び方から洗髪の方法、洗髪後のケアといった沢山の注意点があります。

正しい洗髪の方法を知ると共にかゆみのない頭皮を作っていきましょう。

シャンプーの選び方

まず重要なのはシャンプーの選び方です。

ヘアケアの基本であるシャンプーには種類があり、洗浄力が高い「高級アルコール系シャンプー」、石鹸と同じ成分で作られている「石鹸シャンプー」、アミノ酸系界面活性剤を使用した「アミノ酸系シャンプー」があります。

高級アルコール系シャンプーは洗浄力の高さが魅力的ですが、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまう恐れがありますので、乾燥肌や皮脂の過剰分泌を招く危険性があります。

石鹸シャンプーは肌に優しく洗浄力も高いというメリットがありますが、石鹸カスのようなものが毛穴に詰まることがあります。

しっかりと髪の毛を流せれば問題ないのですが、初心者の方にはおすすめ出来ません。

アミノ酸系シャンプーは炎症が起きている頭皮にも使用が可能なほど肌に優しくてどのようなかゆみでも対処できます。

さらに程よく皮脂も残してくれるので、すでに頭皮にかゆみを感じている方はアミノ酸系シャンプーの方が良いでしょう。

他にも薬用の育毛シャンプーなどの商品も市販されていますので抜け毛に悩みを抱えているのであればぜひそちらも使用してみてください。

今使っているシャンプーがどのようなタイプなのか気になる方は商品の公式サイトから確認してみましょう。

ノンシリコンシャンプーが良い理由

シャンプーを選ぶ際にノンシリコンシャンプーが良いと言う話を聞いたことはありませんか?

シリコンは髪の毛のツヤ・ハリを出すためには良いとされていましたが、シャンプーに配合されていると毛穴に詰まって汚れの原因になる物質です。

そのため毛穴の汚れを気にするのであればノンシリコンシャンプーの方が良いのです。

シャンプーを選ぶ際の一つの基準としてノンシリコンシャンプーかどうか見てみるのも良いでしょう。

洗髪時

シャンプーを買ったら次は洗髪で素。

洗髪前にブラッシングを行ってきちんと汚れを落とし、シャンプーを付ける前に髪の毛を38度から40度程度のお湯ですすぎます。

人肌の温度以上のお湯を当ててしまうと肌にダメージを与えるだけでなく、皮脂も落としてしまうのでご注意ください。

洗髪時はシャンプーを手のひらで泡立てて、髪の毛に馴染ませていきます。

血行が良くなるように頭皮をマッサージするように指の腹で丁寧に洗い、毛穴の汚れもきちんと落とすように程よく力を入れましょう。

爪を立ててシャンプーする方もいますが、その仕方では肌を傷つけてしまうので肌を守るためにも爪は立てないようにするのが効果的です。

シャンプーを洗い流す際も毛穴に汚れが溜まらないようにしっかりと時間をかけて流してあげましょう。

コンディショナー

女性の方はコンディショナーやトリートメントを使うこともあるかと思います。

コンディショナー・トリートメントは地肌に付けず、髪の毛に馴染ませましょう。

ヘアケア剤は髪の毛の傷んだ箇所に付けてツヤを出すという特徴がありますので、傷みの少ない根本付近や頭皮に付ける必要はありません。

意識して頭皮に付けていなくても浸透している可能性があるので、すすぐ際は毛根から毛先に向って洗い流してください。

ヘアドライ

お風呂から上がったらまずは髪の毛を乾かしましょう。

男性は自然乾燥させる人が多いのですが、頭皮が湿ったままの状態は雑菌が繁殖しやすくなりますのですぐに乾かすことが大切です。

また、肌のバリア機能を果たしてくれる皮脂も程よく分泌されるためには乾いた状態が理想的なので普段はドライヤーを使っていないという人でもドライヤーを使用しましょう。

ヘアドライ時はドライタオルでしっかりと水分を吸い取ってからドライヤーを使います。

ドライヤーは髪の毛から10㎝は離して温風が地肌に当たるように使い、地肌に熱が加わり過ぎないように気を付けましょう。

もしドライヤーの使用時間が長くなって熱くなってきたら途中で冷風に切り替えてクールダウンさせるのもオススメです。

毛先まで乾かそうとずっと熱を加えていると汗が出てきますので、お風呂上り後も清潔な状態を保つためにもドライヤーの使い方には注意しましょう。

かゆみが収まらない場合

首から下医者
かゆみの原因が分かって改善したけど治る気配もなく、かゆみが続くという場合はすぐに皮膚科を受診してください。

シャンプーを変えたり食生活を変えても自分の体質によっては治りにくいこともありますのでそういった場合はステロイド剤などでかゆみを鎮める処方を受けることになります。

特にパーマやカラーリングを行った後は毛母細胞まで傷ついている可能性があります。

脂漏性皮膚炎も本当に治りにくく、薬と並行して食生活の改善なども行っていく必要があります。

はっきりした原因が分からないという方は水虫に感染している可能性もありますので、病院で検査をしましょう。

水虫は自然に治癒することがなく、適切な処置をしない限りは頭皮のかゆみが鎮まることはありません。

さらに一度水虫に感染すると何度も再発する恐れがあります。

しっかりと自分の病気と向き合って皮膚科医と共に治療を進めていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回のページでは、頭皮のかゆみの原因について紹介してきました。

頭皮にかゆみを感じている方は日々の生活習慣で頭皮を痛めていて、病気にまで発展している可能性があります。

今回ご紹介した情報を元に頭皮環境を改善し、かゆみを予防してみてください。

すでに強いかゆみが頭皮に出ているという方は速やかに病院を受診した方が良いです。

かゆい頭皮を放っておくと抜け毛が増えて薄毛の原因になりますのでご注意ください。